こんにちは、みんとです。
学校現場で働いてみて、また子育てをする親として学校教育について感じることをまとめてみます。
忙しすぎる教育現場の改善策は?
会社と同じく、教育現場でも働き方改革は行われていて、週に1度は定時で帰るとか、デジタル教材を使って教材作りの時間を減らしたりと改善の努力はしています。
ただ、特に忙しいのは学年主任などを任される中間管理職的な人たちで、長時間残業をし、休日も働いているようです。特に女性の教員で共働きだともう家庭は崩壊しているとか。。
問題なのは授業準備以外にやることが多すぎるからだと私は思います。
行事だ、PTAだ、給食費だ、児童の対応だ、、、、(中学校はこれに加えて部活指導も)
特に今は児童対応で慎重に対応しなければいけない事案が昔より大変増えているのですよね。
それから学力アップを上から言われるのか、保護者が要望するのから分かりませんが、特に低学年でかなり宿題等をあれこれしっかり出していてそれを見るのにも追われている印象です。
改善策として、
- 行事は極力減らし、なんなら学校単位ではなく自治体単位でやりたい人だけやる(その自治体の教員が持ち回りで担当して、自治体の中で参加したい児童だけ休日に練習等を行うなど)もしくは選択制にする。(運動会か、音楽会か好きな方に参加など)
- PTAはIT化をすすめて効率化。学校に集まる機会を減らす!
- 給食費徴収は役所が管理する(という風になるみたいですね)か給食費全員無料にする
- 部活は外部の指導員に助けを借りる(という風になるみたいですが)
- 児童対応は一番削ってはいけない部分ですが、学校で対応しきれない部分は外部の機関とすぐに連携していく必要もあるのかと思います(現状でも警察や児童相談所と連携していますが。。。)
- 宿題は自主学習や読書など子どもに任せる部分も必要では?
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子どもの困り感は親の困り感
先ほど児童対応が増えていると書いたのですが、それはどうしようもなく困っている子が増えているからであって、つまりは親が様々なことで困っているからだと思います。
私も子育てをして、毎日が忙しく過ぎていきますし、仕事がある日は子どもに向き合う時間がとても少なくなります。小学生の親御さんは共働きの人が多いですから、帰宅後に持ち物をチェックしたり、勉強を見たり、学校での様子を聞いたりするのは本当に大変だろうなあと想像します。
そこで頑張れる人は頑張れるのかも知れませんが、周りの協力を得られず困っている親御さんや、不運にも家庭内に問題がでてきてしまうこともあると思います。
特別支援教育について
特別支援が必要なお子さんはかなり増えてきていますが、周りが特異な目で見るのではなく、そういう子がいるのは当たり前、たまたま色々な条件が重なって支援が必要なんだという意識を持つべきです。
それに特別支援のクラスって、結構手厚いので、通常のクラスがどうしても合わない場合、そちらにした方が子どもにとってもいい場合があると思います。(学校によって特別支援クラスの雰囲気は違うと思いますが)
最後に
なんだか偉そうに書きましたが、学校は今は共働き家庭がほとんどという前提で、授業以外の削れることは削り、授業に力を注ぐこと、特別支援学級を当たり前の選択肢とすることを望みます。
学校現場で働いてみて、親御さんの忙しさを理解し、適切に子どもに指導をしようとしている教員がほとんどだと感じています。だから燃え尽きないように教師の労働環境の改善、というか教員自身の意識改革も必要かなとも思います。(実際、そういう教員が行事は張り切ってやる、課題もしっかり出す、という人も多いのですが、少し緩さも必要かな、と)