こんにちは、みんとです。
ネットニュースで、文科省が置き勉を認めるよう全国の教育委員会に通知したそうです。
まず、置き勉禁止の学校があることが衝撃的ですし、わざわざ文科省が通知しないといけない問題なのかという疑問も大いにあります。
置き勉論争について、私の思うところをまとめます。
置き勉って?
学校に教科書などを置いて帰ることです。私が高校生の時には使わない教科書などは普通に置き勉していました。(小、中のときは記憶にないですが、主要教科以外は教師が集めて置き勉だったかもしれません)
学校に教科書等を置いていくことで、荷物が軽くなり通学時の負担が減ります。一方で、盗難や紛失等のリスクもあります。
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今の子どもの現状
ニュースによると、ゆとり教育の反動で教科書の内容、授業時間数が増え、今の子どもは昔よりもかなり重い荷物を背負って通学しているそう。
さらに、私の周りの友人達の子どもの話ですが、学校まで通学に徒歩30分~40分かけて行く子が何人かいます。私の周りだけでです。山奥に住んでいるわけではなく、地方都市の中心地とか新興住宅地の話です。これは少子化によって学校の統廃合が進み、通学に時間をかけざるを得ない状況なのではないかと推測します。
例えばそんな子どもに、本来持ち帰りの必要ない重い荷物を背負って徒歩で通学しろってちょっと無理じゃないでしょうか??(個々の学校で適切な対応をしているかもしれませんが。)
あまりに重い荷物を長時間持って歩くと体が歪んで変な姿勢になりそうですし、体にも悪そうですし、なにより子どもにとって一番ストレスではないでしょうか。
学校現場から置き勉について忠告されたことで「?」だったこと
私は勤務先の小学校で置き勉というか、教科書やノートを全員分集めて学校に置いておくことについて忠告されたことがあります。
担当している教科が主要教科ではなく、音楽とか書道とか家庭科とかの場合、子どもが忘れ物をよくするので教科書等を集めて教室に置いておく先生がいます。私もその一人で、宿題等を出さない教科であれば教科書を集めておいてもいいのではないかと思っているのですが、忠告した先生曰はく、
「集めてしまうことで子どもの自立心を奪ってしまう。持ち帰って自分で時間割の用意をして持ってこさせることが必要だ」
確かにそうかもしれないが、私は腑に落ちなかったのです。
自立心を育てたいのなら、単に全部を持ち帰って、次の日に必要なものを全部持ってくるというよりは、子ども自身が今日はこの宿題があるからこれを持ち帰って、これは持ち帰らない、この勉強をしたいからこれは持って帰ろう、と考えさせたほうがよっぽどいいように思うのですが。
低学年だと親が毎日の持ち物をチェックしている場合も多いと思うので、極力必要なものだけ持ち帰らないと親もパンクしてしまいます。
大体、大人でさえ今やIC機器に仕事のものや何もかもを入れて持ち運び仕事ができる時代に、重い教科書をわざわざ背負って移動させる意味って何??
子どもが置き勉禁止の学校で困っていたら親はどうすればよいのか
あまりにおかしければ管理職に訴えましょう。
基本的にクラス運営は担任に一任されているので、細かいところまで管理職は見られていません。置き勉が全面的に禁止という担任がいたとしても、えっ?そうなの?という感じでしょう。学校が主導しているというよりはちょっと変わった(?こだわりのある?)担任さんがそうしているということのほうが多いような気がします。
多分、文科省のこの通知も、あまりにも世間から置き勉禁止批判が強くなってきたからだと思いますが、おかしいと思ったときに声を上げないと変わりませんから。
同じ思いの同じクラスの親同士などと複数で、学校で権力のある人に言ってみてください。
(といっても子どもに根性がつかないという置き勉禁止派の親や教師もおそらくいるので学校側は対応が大変ですが。。実際へにょへにょのへたれ児童さんが増えているのも事実であります)